心理的要因
何らかのストレスに関連して起こる不眠。
例)家族や親友の死、仕事上の問題など。
身体的要因
身体の病気や症状が原因で起こる不眠。
例)外傷や関節リウマチなどの痛みを伴う疾患。 湿疹や蕁麻疹などの痒みを伴う疾患。喘息発作や頻尿、花粉症など。
精神医学的要因
精神や神経の病には、不眠を伴うことが少なくありません。 なかでも不眠になりやすいのは、不安と抑うつです。
憂うつな気分が続いたり、これまで楽しかったことが楽しめなかったりするのは、うつ病かもしれません。
それが原因で眠れなくなったりします。 慢性的な不眠症では、3分の1から半数は、何かしらの精神医学的な疾患を持っているとも言われています。 落ち込んだり憂うつな気分が続く時は注意が必要です。
薬理学的要因
服用している薬や、アルコール、カフェイン、ニコチンなどが原因で起こる不眠があります。
代表的な薬には、抗がん剤、自律神経・中枢神経に働く薬、ステロイドなどがあります。
生理学的要因
睡眠を妨げる環境による不眠があります。 海外旅行や出張による時差ボケや、受験勉強や職場の勤務シフトなどによる生活リズムの昼夜逆転など、ライフスタイルが大きく変わると、眠ろうとする機能が低下し、眠る機会が妨げられることがあります。