原因を追究するために

痛いところが原因とは限りません!

少し前のこと。患者さんが「先生足痛いねん、何とかして~」と足を引きずりながら来院されました。

聞くと長距離を歩くイベントに参加されましたが、途中で膝から下が痛くなり歩けなくなってしまったということでした。病院で膝やすねのレントゲンを撮ってもらったが異常なしと言われたそうです。

私も最初に膝やすねの辺りを診てみましたが特に異常は感じられませんでした。

そこで腰は痛くないですか?と尋ねると以前から痛みがあり、我慢できなくなると病院で注射を打っているということでした。実際に腰に負荷のかかる動作をしていただくと足の痛みが強くなりました。

 ○○さんこれは腰に異常があって足に痛みが出ている状態ですよ。だから腰の治療が必要ですよと言い、実際に腰へ施術を行いました。結果、数回の施術で足はもちろん、腰の痛みも無くなり、最近では歩くのも自転車に乗るのも全く問題ない状態になられています。(もちろんもう注射は打たれてないです)

 足に痛みがあると足に異常があると患者さんも治療する側も思ってしまいがちです。(もちろんそれが正しい場合もあります)

でも原因は別の場所にある場合も多々あります。(レントゲン等の検査で異常なしと言われたり、治療を受けても改善がみられない場合はこういうことが多いです)

te.a.teでは症状を引き起こしている原因を追究するために、初診時には念入りに問診や痛みの誘発テストを行います。ですから初回は施術に一時間以上かかる場合があります。ご理解下さいm(__)m